ドキュメント
構文 | 概要 |
debug | |
info = getinfo(name, index) | textmoduleの情報を取得します。name で取得する内容を設定します(下記の「getinfoで取得できる情報」を参照)。index を指定しない場合は、1 となります。 |
t = debug_print(...) | 0個以上の引数を指定すると、それらを文字列に変換し、aaa,1234,true のように, 区切りで連結し返します。またこの文字列を OutputDebugString() に送ります。デバッグ用に使用することが出来ます。 string 、number 、boolean 以外の型の引数は、その型名が表示されます。 |
string | |
start, end = find(string, pattern) | string にあるpattern を検索し、その開始位置と終了位置を返します。ただし、 pattern は正規表現です。 |
t = sub(string, start, end) | string のstart 文字目からend 文字目までを返します。end を省略した場合、start 文字目~最後までを切り抜きます。 |
t = gsub(string, pattern, repl, num) | string にあるpattern をrepl で置換します。ただし、 pattern は正規表現です。num で置換の回数を指定しますが、指定しない場合は1 になります。 |
l = len(string) | string の長さを返します。ワイド文字列においての長さであるため、Lua標準の string.len とは値が異なります。 |
t = reverse(string) | string を逆順にした文字列を返します。例:「あいうえお」→「おえういあ」 |
t = upper(string) | string 内の英語小文字を大文字に変換して返します。 |
t = lower(string) | string 内の英語大文字を小文字に変換して返します。 |
t = match(string, pattern, num) | string とpattern を比較して、最初にマッチした部分を返します。ただし、 pattern は正規表現です。num で検索を開始する位置を指定できますが、指定しない場合は1 になります。 |
t = byte(string, i, j) | 文字列string のi 文字目からj 文字目の文字コードを返します。文字コードの数値は、ワイド文字列の状態で取得します。 i を指定しない場合は、1 になります。j を指定しない場合は、i と同じ値になります。 |
t = char(i1, i2, ...) | 0個以上の数値 i1, i2 ... を指定すると、 各文字が与えられた引数と等しい内部コードを持ち、長さが引数の数に等しい、文字列を返します。文字コードの数値は、ワイド文字列の状態で取得します。 |
func = gmatch(string, pattern) | string からpattern に当てはまる部分を次々と返すような、イテレータ関数を返します。 ただし、 pattern は正規表現です。 |
t = split(string, pattern, n) | string からpattern を検索して、その部分で分割し、それぞれの文字列をテーブルに格納して返します。ただし、 pattern は正規表現です。n を指定すると、n 回目pattern まで実行します。 |
t = rep(string, n) | string をn 回繰り返した文字列を返します。 |
tmstring | |
t = hiragana(string) | string 内のカタカナをひらがなに変換して、返します。 |
t = katakana(string) | string 内のひらがなをカタカナに変換して、返します。 |
t = halfwidth(string, m) | string 内の全角文字を半角文字に変換して、返します。m (ブーリアン値)を指定すると、全角スペースを半角スペースに変換するかどうかを指定できます。m を指定しない場合は、true となります。 |
t = fullwidth(string, m) | string 内の半角文字を全角文字に変換して、返します。m (ブーリアン値)を指定すると、半角スペースを全角スペースに変換するかどうかを指定できます。 m を指定しない場合は、true となります。 |
t = mojibake(string) | 文字列string を文字化けさせます。string をUTF-8に変換し、それをShift JISとして扱うことで文字化けさせています。改行 \n などの特殊な記号の一部は無視されます。その仕様上、半角英数字などのASCII文字は基本的には文字化けしません。 |
time | |
t = time(table) | テーブルtable で指定された時刻を表す数値を返します。nil もしくはなにも指定しない場合は、現在時刻を返します。table には最低限year 、month 、day の要素がなければなりません。テーブルの構造は、下記の「日付のテーブル構造」の項目を確認してください。 |
t = date(format, time) | 時間を表す数値time をformat をもとに、文字列へ変換します。format の書式はこちらを参照してください。format が"*t" のときは、以下の構造で表されるテーブルで値を返します。ただし、 format の先頭1文字が"!" の場合は、UTC(世界協定時刻)で計算します。 |
utf8 | |
t = utf8_byte(string, i, j) | 文字列string のi 文字目からj 文字目の文字コードを返します。文字コードの数値は、UTF-8で取得します。 i を指定しない場合は、1 になります。j を指定しない場合は、i と同じ値になります。 |
t = utf8_char(i1, i2, ...) | 0個以上の数値 i1, i2 ... を指定すると、 各文字が与えられた引数と等しいUTF-8符号を持ち、長さが引数の数に等しい、文字列を返します。文字コードの数値は、ワイド文字列の状態で取得します。 |
color | |
color = RGB(r, g, b) | 文字列 or 数値型の16進数のcolor (0x000000 ~0xffffff )とRGB値を相互に変換します。RGB値はそれぞれ0~255の間をとります。 |
color = HSV(h, s, v) | 文字列 or 数値型の16進数のcolor (0x000000 ~0xffffff )とHSV値を相互に変換します。Hは0~360を、SVはそれぞれ0~100の間をとります。 |
value = color(from, to, v1, ...) | 様々な形式の色データを相互に変換します。from には引数のデータの形式を文字列で指定します。to には返り値のデータの形式を文字列で指定します。( from とto の書き方については、「colorの引数」を参照) |
getinfoで取得できる情報
第1引数 | 第2引数 | 返り値の型 | 内容 |
"version" | 1 | string | textmoduleのバージョン |
2 | number | textmoduleのバージョン(通し番号 / 1~) | |
"name" | 1 | string | 「textmodule」を返す |
日付のテーブル構造
名前 | 概要 |
year | 年 |
month | 月 |
day | 日 |
hour | 時間 |
min | 分 |
sec | 秒 |
wday | 曜日(1が月曜日) |
yday | 年内の通し日数(1-366) |
isdst | 夏時間フラグ(数値 / 負の場合は夏時間なし) |
colorの引数
指定方法 | 引数 / 返り値の形式 | 概要 |
"RGB" | r, g, b | RGB値(整数 / 0~255) |
"color" | color | 16進数のRGB値(整数 / 0x000000 ~0xffffff ) |
"color_string" | color | 16進数のRGB値(文字列 / "0x000000" ~"0xffffff" ) |
"HSV" , "HSB" | h, s ,v | HSV値(整数 / H:0~360 , SV:0~100) |
"HSL" | h, s ,l | HSL値(整数 / H:0~360 , SL:0~100) |
"CMYK" | c, m, y, k | CMYK値(浮動小数点実数 / 0~1) |
サンプルコード
1 2 3 4 5 6 7 8 | --長音「ー」を置換するコード require("textmodule") --Lua標準のstring.gsubをAviUtlで使うと動作しない local text = textmodule.gsub("ステーキソース", "ー", "ェ", 1) obj.load("text", text) obj.draw() |
1 2 3 4 5 6 7 | --文字化けさせるコード require("textmodule") local text = textmodule.mojibake("文字化け") obj.load("text", text) obj.draw() |